今の時代に合った教え方とは?
- 家本優 悠雲
- 8月1日
- 読了時間: 3分
2024年から完全に「風の時代」へと移行しました。
この「風の時代」において、人に教える講座を作るには、
●未来の自分が仕事にしているイメージを持てるか?
●どれくらいの期間でどこまでできるようになるのか?
●学んだ結果、将来どのような事ができるようになるのか?
など、結論や未来のゴールから先に明確に伝えることが必要になりました。
「地の時代」「風の時代」とは、天文学的に見た考え方ですが、過去200年程は、「地の時代」と言われ、何事も積み重ね、コツコツと努力をする時代でした。先生や先輩から指導を受け、努力と忍耐と根性も同時に身につけながら、知識や技術をだけでなく、在り方や考え方も学び、習得していくのが普通でした。
だからこそ、「地の時代」では、教える側は、一つ一つ積み重ねていく必要があったのです。
しかし、「風の時代」へと移行した今は、情報と伝達のスピード感が求められるようになりました。調べる工夫や努力などは二の次で、『素早さ』と『楽』を求める時代へと変わったのです。
現代では、たいていのことはネットで調べれば済みます。人が一から考えなくても、AIに質問すれば色んな答えを出してくれます。
このような社会状況と「風の時代」に移行したこととがあいまって、教わる側は、すぐに答えを欲しがり、素早く知識と技術だけを身につけることを優先するようになってきました。この2つの時代の考えが混ざり合っている今は、まさに時代の変化による歪を感じる時代と言っても良いでしょう。

教える側が、時代の変化を把握しないまま、「地の時代」に学んだ自分の経験に基づいて、積み上げ式の講座を作り教えてしまうと、教わる側が求める、知りたいこととの間にギャップが生じてしまい、伝えようとしていることが伝わらなくなります。
これを防ぐためにも「風の時代」に合わせた教え方に変える必要があるのです。
ただ、「風の時代」では、素早く知識と技術だけを身につけることを優先する結果、物事の考え方、人への寄り添い方、人に話すタイミングなど、知識や技術を習得する時に同時に身につけるべき『在り方』や『考え方』が身につかないケースも少なくないのです。
時代に応じて、伝える順番や教え方は変えても、教えるべき大切なポイントに変わりはありません。
教えるべき大切なポイントや、『在り方』『考え方』をしっかりと伝えるためにも、今まで以上に結論や未来のゴールから先に話してみてください。そうすることで受講生は安心し、教えをしっかりと聞くようになります。
最後にまとめます。
この「風」の時代において、講座を作り人に教えるには、
●未来の自分が仕事にしているイメージを持てるか?
●どれくらいの期間でどこまでできるようになるのか?
●学んだ結果、将来どのような事ができるようになるのか?
など、結論や未来のゴールから先に明確に伝えてください。
何を得られて、受講生がどんな事ができるのか?それを想像させられる講座は、きっと教える側も教わる側も、満足の行く講座になるはずです。
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